2009年1月23日金曜日

外部からの刺激で暗黙知が表出化する

一橋大学の野中郁次郎先生が、
もう10年以上前に発表された、知識創造プロセスの考え方は、
知識を、暗黙知と形式知に分けて考えることで、
はじめて見えてくる知識の獲得プロセスが、
見事に説明されています。

語ること、表現することが難しい、
身体知とでもいうべき暗黙知に注目することで、
創造的な行動のありかたをモデル化したと
いえるかもしれません。

暗黙知を、形式知として表現しようとする行動を、
野中先生の理論では、表出化"Externalization"という
モードで説明していますが、
この表出化という行動は、外部からの刺激によって
促されるという実感を、日々感じています。

頭の中にある知識は、外からの刺激、
例えば、
仕事仲間からの問いかけであったり、
雑誌の記事であったり、
あるいは、
街の雰囲気であったり、
など、
自らを取り巻く環境からの刺激によって、
言葉や絵・図として、頭の中から取り出しやすくなる
という気がします。

静かで集中できる環境に身を置いたとき、
意外とモノが書けなかったりするのは、
このような理由によるものかもしれません。

参考文献:知識創造企業