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2019年1月14日月曜日

米国でも共感を呼ぶ小説「コンビニ人間」

村田沙耶香さん著の小説、コンビニ人間
2016年に芥川賞を受賞した作品で、私も以前読ませていただいた。30年近く前の学生時代に、私自身もコンビニでアルバイトをした経験もあり、楽しく読むことができた記憶がある。

年明けの三連休、図書館でゆっくり過ごしながらいろいろな本をブラウジングしていたところ、「文學界」2019年2月号の最終ページに以下のような記述があった。

コンビニ人間の英語版が、米国の文芸誌ニューヨーカー(The NEW YORKER)の2018年のベストブックス9冊のうちの一冊に選ばれた

さっそく手元のiPhoneで調べてみると、ここに載っていた


英語版のタイトルは"Convenience Store Woman"というらしい。

読んだ時には、現代日本の文脈でこそ面白い小説だと感じた気がするが、米国でも共感を呼ぶとしたら、日本的などという感想は成り立たず、洋の東西を超えて現代社会を映すリアリティあるストーリーであったということなのかもしれない。

2009年10月14日水曜日

村上春樹著 1Q84 を読みました

村上春樹さんの小説、1Q84BOOK 1, BOOK 2)を読み終えました。

以前から、村上春樹さんの小説のファンで、
ほとんどの作品を読んでいるのですが、
長編は、重く深い余韻を読後に残してくれ、
短編は、軽快で楽しく、ウイットに富んでいる、
という印象を持っています。

1Q84は、2冊で1000ページの長編で、
読後に、ずっしりとした塊のようなものを、心に感じています。

読んでみて、ひとつ思ったのは、
「この小説は、二人の主人公(青豆と天吾)のラブストーリーである」
という印象をもちました。

他の登場人物、例えば「ふかえり」などの興味深いキャラクターは、
ストーリー展開にはかかせない役割を演じていますが、

その役割は、

青豆と天吾の、20年の空白を埋めるための舞台を整えるためにある、
と感じました。

青豆と天吾のそれぞれのストーリーを、交互に配置し、
読み進めて行くうちに、その二つのストーリーが、
ぐいぐいと近づいてくる、という感覚がおもしろいです。

ストーリーをデザインする、という行為に、
強い興味を持たせてくれる小説だと思います。