2011年10月12日水曜日

スティーブ・ジョブズ曰く、よいデザインとは?

"a design is good when you want to lick it"

 「なめたいと思うとき、 そのデザインはよいと言える。」

 Design: Intelligence Made Visible, p.60

2011年10月10日月曜日

スティーブ・ジョブズが若かりし日にやった意外なアルバイト

ジョブズ氏が亡くなり、一種の喪失感とも言える雰囲気を感じている。

そんな気分の週末、もう一人のスティーブ、すなわちジョブズと一緒にアップルを立ち上げたウォズニアック氏の自伝を読み返していると、面白いエピソードが紹介されていた。

p.397
「ある夏、どうしてもお金がいるのでアルバイトがしたいってジョブズが言ってきた。大学に求人情報を見に行ってみたら、ショッピングモールで一週間、『不思議の国のアリス』の格好で立つっていうアルバイトがあった。アリスと白ウサギ、帽子屋の三人が必要だという。
(中略)
こうして、ジョブズとその彼女、それに僕(ウォズ)の三人は『不思議の国のアリス』のキャラクターに扮することになった。
(中略)
あるときは僕が白ウサギ、ジョブズが帽子屋の格好をし、あるときはその逆という具合でやった。
(中略)
でも、ジョブズはあまり楽しくなかったらしい。それから何年も後、あのときは楽しかったなぁって(ジョブズに)言ったら、「あんなろくでもない仕事はないよ。払いも悪かったし」と言われてしまった。

なんとも微笑ましい。

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝


2011年10月2日日曜日

知的ににぎわう場所としての図書館

自宅の近所には、自転車で5分くらいのところに区立や都立の図書館があるので、週末に立ち寄ることがちょくちょくある。

図書館という場所は、静かにするところと、子供の頃に教わった覚えがある。確かにどの図書館に行っても、たいてい静かだ。閲覧席で一人静かに本や雑誌をめくることは、大切な時間であるということには同感である。

そう思う一方で、おしゃべりできる図書館というのも、あってもいいのではないかと思う。数人で連れ立って、本や雑誌の内容をネタに、ワイワイしゃべることができたら、それは、知的ににぎわう場として魅力的なのではないだろうか。

学生でいえば、授業を受けたあとの休み時間に、廊下で友人と、授業の内容をあれこれ確認し合うような感覚感覚かもしれない。このようなおしゃべりが、本質的な学びにつながっていくのではないかと思う。

図書館の入り口に、右側は静かに読む図書館、左側はおしゃべり図書館というような案内がでているようなところがないものかと思う。

居心地のよいカフェにたくさんの蔵書あり、広めのテーブルに本やノートを広げられるような場所。おしゃべり図書館とは、そんな場所かもしれない。