2014年12月21日日曜日

ISO感度の自動設定をカスタマイズする

FUJIFILMのX-T1の各種設定の中に、「ISO感度AUTO設定」という項目がある。この設定は、ISOダイアルをA(オート)にセットしたときのISO値の上限値と、シャッタースピードの最低値(低速シャッター限界)を指定することができる。ややこしい内容ではあるが、この設定値は、「気軽に撮りたい」というニーズに対して、かなり重要だということに気づいた。

X-T1の取扱説明書p.62の右側に、この設定の工場出荷値が記載されている。

基準ISO感度:200
上限ISO感度:800
低速シャッター限界:1/60

すべての設定をオートにして撮影してみたいくつかの写真をiPhotoで見ていたときに、シャッタースピードが遅くて手ぶれしてしまった写真のISO値が800であることに気がついた。「ISO値もオートにセットしているのだから、シャッタースピードが遅くなりすぎるとき(暗いとき)は、ISO値をもっと上げてくれればいいのに」と思っていたところ、上記のような値に設定されていたことを知った。

ISO感度を上げる(高感度に設定する)と、画像にノイズが増えてしまうという副作用があるが、カメラ雑誌の記事やWebの情報をいくつか読んでみると、X-T1ではISO値3200でもノイズは問題ないレベルであると感じた。そこで、
基準ISO感度:200
上限ISO感度:3200
低速シャッター限界:1/60
という具合に、上限ISO感度を3200に設定することにした。

これで、手ぶれ写真が少し減ってくれればと思う。

iPhone6 4.15mm F2.2 1/20 sec. ISO 250 0EV
X-T1のISO感度AUTO設定