2014年12月31日水曜日

カメラを持ち歩く方法

ミラーレス一眼カメラのX-T1を使うようになって、移動時の持ち歩き方をいろいろ考えた。

撮影するつもりで街歩きしているときは、ハンドストラップで右手に持ちながら移動するスタイルにしているが、一日中持っているわけにもいかない。レンズキャップを装着して、そのままバッグに放り込んでおくこともあったが、もう少し安心してバッグに入れておくために、クッションポーチというものを購入してみた。

レンズが付いた状態の一眼カメラは、かなりかさばる形をしている。さっと出し入れするために、少し大きめのサイズを選んでみた。

追伸(2015.1.3):
追加購入したレンズ用にも、同じメーカーのクッションポーチ(レンズ用サイズ)を購入。

2014年12月23日火曜日

アナログ端子付きの公衆電話

たまに見かける公衆電話ボックス。グレーの電話機は、確か20年ほど前に登場したと記憶している。

この電話機には、ISDNとアナログのモジュラージャックが付いている。

90年代前半、当時のアナログモデム付きのノートPCをこの公衆電話のアナログ端子につなげて、インターネットプロバイダーのアクセスポイントに電話をかけると、インターネットに接続することができた。

私自身、ほんの数回使ってみた程度ではあったけれど、「その気になれば、どこでもインターネットにつなげられる時代がやってくる」と実感したものだ。

X-T1 XF23mm F2.2 1/140 sec. ISO 200 0EV
アナログ端子を備えた公衆電話。20年前のモバイルワーカーを支えてくれた。

2014年12月21日日曜日

ISO感度の自動設定をカスタマイズする

FUJIFILMのX-T1の各種設定の中に、「ISO感度AUTO設定」という項目がある。この設定は、ISOダイアルをA(オート)にセットしたときのISO値の上限値と、シャッタースピードの最低値(低速シャッター限界)を指定することができる。ややこしい内容ではあるが、この設定値は、「気軽に撮りたい」というニーズに対して、かなり重要だということに気づいた。

X-T1の取扱説明書p.62の右側に、この設定の工場出荷値が記載されている。

基準ISO感度:200
上限ISO感度:800
低速シャッター限界:1/60

すべての設定をオートにして撮影してみたいくつかの写真をiPhotoで見ていたときに、シャッタースピードが遅くて手ぶれしてしまった写真のISO値が800であることに気がついた。「ISO値もオートにセットしているのだから、シャッタースピードが遅くなりすぎるとき(暗いとき)は、ISO値をもっと上げてくれればいいのに」と思っていたところ、上記のような値に設定されていたことを知った。

ISO感度を上げる(高感度に設定する)と、画像にノイズが増えてしまうという副作用があるが、カメラ雑誌の記事やWebの情報をいくつか読んでみると、X-T1ではISO値3200でもノイズは問題ないレベルであると感じた。そこで、
基準ISO感度:200
上限ISO感度:3200
低速シャッター限界:1/60
という具合に、上限ISO感度を3200に設定することにした。

これで、手ぶれ写真が少し減ってくれればと思う。

iPhone6 4.15mm F2.2 1/20 sec. ISO 250 0EV
X-T1のISO感度AUTO設定

2014年12月20日土曜日

X-T1のファームウェアをVer.3.00にアップデート

購入して間もないX-T1のファームウェアがアップデートされたというメールが、My FUJIFILMから届いた。

私が購入したグラファイトエディションのファームウェアバージョンは2.00で、ブラックモデルより新しいものだったが、今回のバージョン3.00でブラックもグラファイトと全く同じ機能に統一されるようだ。

全部で27の機能追加 ・変更があり、それぞれ望ましい方向でのアップデートになっている。例えば、Qメニュー(クイックメニュー: 各種設定に素早くアクセスできる機能)がカスタマイズできるようになったことはありがたい。

2014年12月14日日曜日

X-T1とiPhoneをWi-Fiでつなぐ

いまどきのデジタルカメラはWi-Fi機能を内蔵していて、スマートフォンとワイヤレスでつなぐことができる。

FUJIFILMのX-T1には、シャッターボタンの後ろ側にWi-FiモードをONにするボタンがあり、Wi-Fiモードに切り替えることは簡単だ。

一方で、iPhone側の操作手順に若干のコツがあり、慣れないうちは、カメラ側の接続待ち時間(35秒程度)がタイムアウトしてしまうことが何度もあった。

いろいろ試してみたところ、以下のような手順をふむことで、比較的スムーズにつなぐことができるようになった。ポイントは、iPhone側の「設定 > Wi-Fi」でX-T1とWi-Fi接続してから、CAMERA REMOTEを立ち上げるという順番にする、という点だ。


X-T1とiPhoneをスムーズに接続する手順


  1. X-T1のWi-Fiボタンを押す。(手順2以降はすべてiPhone側の操作)
  2. iPhoneの「設定 > Wi-Fi」で、「ネットワークを選択...」のリストに表示されるX-T1を選び、接続されたことを確認する(チェックマークが付くことを確認)。
  3. iPhoneのホームボタンを押して設定画面を終了し、すかさずiPhoneのCAMERA REMOTE Appを立ち上げる。
  4. CAMERA REMOTE Appのカメラ内閲覧ボタンをタップする。

以上の順番で操作すると、CAMERA REMOTE App上の「接続する」という緑色のボタンをタップせずに、X-T1との接続が完了できる。


慣れの問題かもしれないが、できればX-T1側の接続待ち時間をもう少し長くしたいと感じる。将来のファームウェアアップデートで、待ち時間を1分程度、または好みの時間に指定できるようになるとありがたい。

iPhone6 4.15mm F2.2 1/60 sec. ISO 40 0EV
X-T1のWi-Fiボタン(中央のFnボタン)

2014年12月11日木曜日

X-T1で撮影した写真をMacに送信する方法

デジタルカメラで撮影した写真をPCやMacに送信する方法は、多くの場合いくつかの選択肢がある。USBケーブルで接続したり、SDカードをカメラから抜き取って、PCやMacでカードリーダー経由で読み取ったり、といった方法は、かなり以前から一般的だ。

最近では、デジタルカメラ側にWi-Fi機能が備わり、スマホと通信できるようになってきているようだ。

FUJIFILMのX-T1とiPhoneをつなぎたい場合は、CAMERA REMOTEというiPhone用の無料Appで可能だ。

このiPhone用Appで、「カメラ内閲覧」という機能を選べば、複数枚の写真をiPhoneのカメラロールに送信することができる。その後、iCloud経由でMacのiPhotoに自動的に同期できる。やや遠回りではあるが、今のところこの方法が自分の使い方に合っているようだ。

ちなみに現在のバージョン(1.1.1)では、一度に送信できる枚数が30枚までに制限されている。

デジタルカメラとスマホの接続、という分野は、まだまだイノベーションの余地がたくさんありそうだ。「ユーザーの使い勝手」という観点で新たなイノベーションが起きれば、大きな優位性を獲得できる可能性がある。

X-T1とiPhoneをWi-FiでつなぐApp CAMERA REMOTE

2014年12月9日火曜日

富士フイルムの会員サイト MY FUJIFILM

X-T1を購入してすぐに、箱の中に入っていたチラシを見ながら、MY FUJIFILMという購入者向け会員サイトにユーザー登録した。サイトの説明によると、
My FUJIFILM(マイフジフイルム)は、ご愛用の富士フイルム製品のサポートをはじめ、あなたに役立つ情報提供、限定コンテンツ、おトクなポイントプログラムなどが楽しめる会員サイトです。
ということのようだ。

購入した製品をシリアル番号とともに登録すると、Myポイントが加算され、ポイント数に応じたサービスが受けられる。例えば、「ブロアーブラシをご応募の皆様全員にプレゼント」に、2000ポイントで応募できるという具合だ。

カメラ本体を購入した先週に製品登録して以来、このサイトのことは忘れていたのだが、今日このサイトからメールが送られてきた。その内容は、
「カメラ本体とは別に交換レンズのご登録はお済みでしょうか?」
というものであった。

これには感心してしまった。

カメラ本体を手に入れてから数日遅れでレンズが到着したので、レンズをMy FUJIFILMに登録することはすっかり忘れていたからだ。

うっかりを見越してフォローしてくれるというきめ細やかな対応は、素晴らしい。

2014年12月8日月曜日

カメラのメンテナンスツール2点

X-T1のメンテナンス用として、ブロアーブラシとボディブラシを購入した。


ブロアーの形は、ずいぶん昔から変わっていない印象だ。一つの完成された形ということかもしれない。

2014年12月7日日曜日

ミニ三脚を購入

X-T1用にミニ三脚を購入した。とくに三脚を探していたわけではなかったのだが、新宿のカメラ量販店で偶然出会ったこの製品の形に惹かれ、一つ持っておくのも悪くないと思った次第だ。

カメラと三脚は、ずっと昔から2014年に至るまで、ネジで固定する方式が続いているようだ。デファクトスタンダードとはこういうものかと思う。
X-T1 XF23mm F3.2 1/150 sec. ISO 1600 0EV
Manfrotto PIXI Mini Tripod

新しいカメラで光を記録する

買ったばかりのカメラを持って、散歩に出かけた。新しいカメラを持って外に出かけると、見るもの全てを被写体としてみきわめようとして、キョロキョロしながら歩くことになってしまった。

すこし急な坂を登りきり有栖川公園まで来たところ、いちょうの葉が、見事な黄色に染まっていた。

たまたま逆光の位置だったけれど、陽の光をいちょうの幹に隠してシャッターボタンを押すと、カメラがすべての調整を一瞬で行い、鮮やかな色を記録してくれた。

もしかしたら、スマートフォンのカメラでも同じような写真が撮れたのかもしれないが、新しいカメラを買ったばかり今は、確認しないでおくことにしよう。

X-T1 XF23mm F2.8 1/140 sec. ISO 200 0EV
いちょうの葉の色が、逆光の中で浮かび上がった

2014年12月6日土曜日

カメラ用のストラップを選ぶ

ミラーレスとはいえ、ある程度の大きさのカメラを使う場合、やはりストラップは必要だ。

X-T1には、肩や首から下げられる長さのストラップが付属しているが、慣れないこともあり、どうもしっくりこない。

調べてみると、純正のアクセサリーとしてグリップベルト(型番 F GB-001)というものがあることを知り、ショルダーストラップよりこちらのほうがいいかもしれないと思いながら、量販店で探してみた。

その結果、たまたま店頭でOP/TECH SLR Wrist Strapが目にとまり、まずはこれでいいのではないか、ということで購入した。

当面はこのスタイルで、週末の街歩きに出かけてみよう。

iPhone6 4.15mm F2.2 1/17 sec. ISO 250 0EV
X-T1 with SLR Wrist Strap

2014年12月4日木曜日

レンズが到着

FUJIFILMのミラーレス一眼カメラX-T1を購入後、数日遅れでレンズが届いた。最初のレンズとして選んだのは、XF 23mm F1.4 Rという機種。

カメラのレンズには「標準レンズ」と呼ばれるものがあり、それは「35mm判換算で50mmの焦点距離」のものを指すらしい。ずっと昔に初めて購入した銀塩フィルム一眼レフにも、50mmのレンズが付いていた。

今回購入した23mmという機種は、35mm 判換算で35mm相当の焦点距離。50mm相当のレンズとくらべるとやや広角で、カタログには「準広角レンズ」や「第二の標準レンズ」という表現が載っていた。F1.4という明るさが特徴のレンズだ。

X-T1のコンパクトなボディと、比較的大口径なこのレンズの組み合わせは、カメラの見た目のデザインとして悪くない。それをiPhone6で撮影してみると、レンズの大きさがすこし誇張されてしまったようだ。

iPhone6 4.15mm F2.2 1/30 sec. ISO 32 0EV
FUJIFILM X-T1 with XF 23mm F1.4 R

2014年12月1日月曜日

デジタルカメラ用のメモリーカード

X-T1と同時に購入したメモリーカードは、東芝のEXCERIA 64GB。SDXCのCLASS10というスペックのものを、あまりよくわからずに購入。

パッケージの様子からして、一度輸出された物の逆輸入品なのだろう。ReadとWriteのスピード表示が、いまどきのメモリーカードの常識のようだ。

iPhone6 4.15mm F2.2 1/30 sec. ISO 125 0EV
SDXCカード 64MB

2014年11月30日日曜日

ミラーレス一眼カメラを購入

写真撮影といえば、いままでiPhoneでの気楽な撮影で充分満足していたのだけれど、半年ほど前に雑誌で読んだある記事に触発されて、本格的なカメラを持ってみるのもいいかもしれないと思いはじめた。

その雑誌記事はカメラ雑誌ではなく、自動車雑誌CG(Car Graphic) 誌の記事だった。CG誌には、CGTVでおなじみの田辺氏が、松任谷氏と共に連載している「CG TV通信」というコラムがあり、ある号に田辺氏が書かれた記事が目にとまった。詳しい内容は忘れてしまったが、「久しぶりにカメラに興味を持ち出し、いろいろ調べたところ、自分に合っているカメラはFUJIFILMのX-E2ということになった」という内容だったと思う。

この記事を読んで、にわかにカメラに興味がでてきてしまい、X-E2の情報を私もWebで調べてみたりしながら、購入する時期をうかがっていた。

そうこうするうちに、同じFUJIFILMの別のカメラ(X-T1)をテレビや雑誌を通じて偶然目にする機会があり、自分の興味がE2から次第にT1に向かいだした頃、量販店の店頭でグラファイトシルバーエディションを目にして一目惚れしてしまった。ミラーレスとはいえ、本格的なカメラを久しぶりに手に入れ、これからいろいろ楽しめそうだ。

レンズがまだ到着しないので、今は分厚いマニュアルでも読むことにしよう。

FUJIFILM X-T1

iPhone6 4.15mm F2.2 1/30 sec. ISO 160 0EV
FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition

2014年10月5日日曜日

iPhone6は心地よい

iPhone6が手元に届いて1週間。その使い心地のよさを実感している。

これまで、3G/4/4s/5、そして今回の6という具合に、かなりのペースで機種変更を重ねてきた。2年前の5の時には、それまでの4sと比べた時の「軽さ」に感激した覚えがあるが、今回の6は「薄さと画面の大きさ」に加え「(私の)手になじむ大きさと形」に好印象をもった。

4から5sまでは、本体の周囲だけを保護する「バンパー」と呼ばれるケースが、本体の構造上マッチしていると感じ、裸で持つより好ましいと感じていたが、今回の6は、5年前の3Gの時と同様ケースに入れずに持ちたくなる形である。

ケースに入れないで持つ場合、一点だけ残念なことがある。本体の薄さゆえか、カメラレンズの部分にわずかな出っ張りがあることだ。光学系はいたずらに小さく薄くできないことは理解できるが、惜しい点だ。Apple純正のケースも含め、背面を覆うタイプのケースをつければ段差は解消されるが、ケースに入れないで持ちたい場合には、少し気になる部分かもしれない。

今回の進化で、一画面に表示できるアイコンの数もさらに増えたので、5の時のアイコンレイアウトから大幅に変えてみることにした。その際、それまでアイコンフォルダに入れていたAppを外に出してみたところ、そのAppの利用頻度が高まったように思う。フォルダに入れたAppは、存在を忘れがちになってしまうということだろう。

iPhone 6

2014年9月26日金曜日

今の時代にHyperCardがほしい

1990年前後のMacには、HyperCardが標準搭載されていた。

Webが一般化する以前の時代に、ハイパーテキストを市販のコンピュータ上で実現していた画期的なソフトウェアであったと思う。

当時のMacでは、そのハードウェア性能に対してHyperCardはかなり重たく、実行スピードが遅いという印象は否めなかった。90年代前半、新入社員だった私は、部署のボーリング大会用にスコア集計のプログラム(HyperCardではスタックと呼んでいた)を作って、ボーリング場で使ってみたのだが、スコア集計結果を表示するまでに、当時のPowerBook 180で1分以上かかった覚えがある。

その後、HyperCardはなくなってしまったが、CPUパワーが潤沢な現在のハードウェア上でこそ、復活してほしいものである。

iPhone用のAppを、Mac上のHyperCardでプロトタイピングできたら、かなり楽しいことになりそうだ。

2014年5月18日日曜日

一瞬の輝き

エレベーターのドアが開いた時、いつもは薄暗いホールに光が差し込んでいた。となりの建物の外壁とは1メートルも離れていないけれど、太陽の光がこの瞬間だけ、壁の間を貫くように照らしたようだ。

この写真を撮ったあと、光は潮が引くように去っていき、いつもの薄暗さに戻っていった。

一瞬差し込んだ光に照らされる

2014年1月26日日曜日

アフォーダンスの力

「思わずそうしている」というアフォーダンスの力を、自転車駐輪場で目の当たりにした。

地面には、「ここに自転車を置いてください」という意図をもった白線が引かれているが、そこにある3台の自転車はどれも左側にはみ出して置いてある。

左側にあるオレンジ色のしきり(左側は自動車の駐車場)があることによって、自転車を置こうとした人は、そのしきりのところまで自転車を自然にもっていき、そこに置いていく。

設計者(デザイナー)の意図通りにユーザーに使われないとき、設計者が気づかないうちに、ユーザーに強力に作用するアフォーダンスをまぎれこませてしまっているかもしれない。

そんな思いを強くした日曜の昼下がり。

意図通りに置いてくれない事実を見つめる