2011年12月23日金曜日

Magic Trackpadを使用開始

自宅のiMac用に、Magic Trackpadを購入してみた。

今までは、サードパーティ製のワイヤレス小型マウスを使っていたが、iMacにLionをインストールして以来、マルチタッチのタッチバッドが欲しくなってきてしまった。

iMacにLionをインストールする1ヶ月ほど前に、LionがプレインストールされているAirを使い始めたが、Airのマルチタッチに慣れるにつれて、「これはかなり使えるな」という印象が強くなり、デスクトップのiMacでも使ってみることにした。

Lion OS自体が、マルチタッチジェスチャーを前提にしたユーザーインターフェースを多用しているため、LionにアップデートしたMacは、Magic Trackpadの使用がフィットするように感じる。

一方で、マルチタッチの場合、タッチする指の本数や動かし方で、どのような操作指示になるかを覚える必要がある。

直感となじみやすいマウスに比べて、見た目は「平らな板」でしかないトラックバッド上で、様々な操作ができることを直感的に知ることはできない。指でなぞってポインタを移動させる、という程度のアフォーダンスはあるかもしれないが、2本指、3本指、4本指でどのような動作になるかを直感することは難しい。

なんだか、「真っ黒(または真っ白)な画面で、打ち込むコマンドを知らないと操作できないコマンドラインインターフェース」とイメージが重なってしまう。

マウスという直感操作可能なポインティングデバイスが普及して20年ほどだろうか。今、それが主流の時代が徐々に変わりつつあるのは確かかもしれない。

マルチタッチの登場で、タッチの操作方法が一旦複雑化する過程に入った後、どのような洗練された操作方法が生み出されるのか。ゲームの世界では、ボディアクションで操作するKinectが流行ってきている。これからの動向が楽しみだ。
Apple Magic Trackpad

2011年10月12日水曜日

スティーブ・ジョブズ曰く、よいデザインとは?

"a design is good when you want to lick it"

 「なめたいと思うとき、 そのデザインはよいと言える。」

 Design: Intelligence Made Visible, p.60

2011年10月10日月曜日

スティーブ・ジョブズが若かりし日にやった意外なアルバイト

ジョブズ氏が亡くなり、一種の喪失感とも言える雰囲気を感じている。

そんな気分の週末、もう一人のスティーブ、すなわちジョブズと一緒にアップルを立ち上げたウォズニアック氏の自伝を読み返していると、面白いエピソードが紹介されていた。

p.397
「ある夏、どうしてもお金がいるのでアルバイトがしたいってジョブズが言ってきた。大学に求人情報を見に行ってみたら、ショッピングモールで一週間、『不思議の国のアリス』の格好で立つっていうアルバイトがあった。アリスと白ウサギ、帽子屋の三人が必要だという。
(中略)
こうして、ジョブズとその彼女、それに僕(ウォズ)の三人は『不思議の国のアリス』のキャラクターに扮することになった。
(中略)
あるときは僕が白ウサギ、ジョブズが帽子屋の格好をし、あるときはその逆という具合でやった。
(中略)
でも、ジョブズはあまり楽しくなかったらしい。それから何年も後、あのときは楽しかったなぁって(ジョブズに)言ったら、「あんなろくでもない仕事はないよ。払いも悪かったし」と言われてしまった。

なんとも微笑ましい。

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝


2011年10月2日日曜日

知的ににぎわう場所としての図書館

自宅の近所には、自転車で5分くらいのところに区立や都立の図書館があるので、週末に立ち寄ることがちょくちょくある。

図書館という場所は、静かにするところと、子供の頃に教わった覚えがある。確かにどの図書館に行っても、たいてい静かだ。閲覧席で一人静かに本や雑誌をめくることは、大切な時間であるということには同感である。

そう思う一方で、おしゃべりできる図書館というのも、あってもいいのではないかと思う。数人で連れ立って、本や雑誌の内容をネタに、ワイワイしゃべることができたら、それは、知的ににぎわう場として魅力的なのではないだろうか。

学生でいえば、授業を受けたあとの休み時間に、廊下で友人と、授業の内容をあれこれ確認し合うような感覚感覚かもしれない。このようなおしゃべりが、本質的な学びにつながっていくのではないかと思う。

図書館の入り口に、右側は静かに読む図書館、左側はおしゃべり図書館というような案内がでているようなところがないものかと思う。

居心地のよいカフェにたくさんの蔵書あり、広めのテーブルに本やノートを広げられるような場所。おしゃべり図書館とは、そんな場所かもしれない。

2011年8月15日月曜日

フルスクリーンアプリをスワイプで切り替える

Mac OS X Lionでは、OSのAPIを利用したフルスクリーンアプリケションを、トラックパッド上で左右にスワイプすることによって、簡単に切り替えることができる。

スワイプするときの指の本数の設定は、システム環境設定でトラックパッド設定の「その他のジェスチャ」で、3本指か4本指かを選択できる。

右にスワイプし続けると、ダッシュボードの画面が先頭画面として位置づけられていることがわかる。

そこから左にスワイプしていくと、Lionのフルスクリーンに対応している起動中のアプリケーションが、次々に現れ、爽快な操作感が得られて楽しい感じだ。

なお、アプリケーションの切り替えは、従来通りcommand+tabキーでもできるので、立ち上げているアプリの数に応じて、使い分けることもできる。

2011年8月14日日曜日

Mac OS X Lion のトラックパッドでドラッグするいくつかの方法

MacBook Airを購入し、マルチタッチのトラックパッドを使い始めたが、テキストを選択したり、アイコンを移動したりする「ドラッグ操作」については、いろいろ考えさせられる。

以前のMacBookでは、トラックパッドとその手前に大きな四角い「ボタン」がついていて、ドラッグ操作の場合は、「ボタンを押しながらトラックパッドで範囲指定」という操作が、自然にできていた。

今のMacBookは、トラックパッドとボタンが一体化しており、トラックパッド全体が「カチッ」と押せるボタンになっている。

以前の「ボタン」は、パームレストの部分よりわずかに上に飛び出しているので、それが「押すことができるボタンである」というアフォーダンスを持っていたように思うが、

パームレスト部分より、わずかに窪んでいるトラックパッドが、それ自体が「押せるボタンである」とは、知らなければ気づけない。一度気づけば、それはそれで合理的かもしれないと思えてくるが、「シンプルすぎてわかりにくい」という感もある。

このような感じで、「ボタンが一体化したトラックパッド」を理解したあとで、「ドラッグ操作」を行うためのいくつかの方法をまとめておく。

ドラッグ操作方法その1:
左手の人差し指でトラックパッドを押しながら、右手の人差し指でトラックパッドをなぞる

おそらくこの方法が、標準的な方法であろう。使う指は、人差し指に限らない。使いやすい指を使えばいい。

トラックパッド上で一度になぞれる範囲を超えて、さらにドラッグしたい(ドラッグ操作を継ぎ足したい)場合、トラックパッドを押している指を離さずにキープし、なぞる指をトラックパッドから離して、またなぞり続ければよい。

「トラックパッドを押している指を離さない」という行為が、「このアイコンを離さないぞ」という感覚に自然につながっていて、受け入れやすい操作方法といえるかもしれない。

慣れてくれば、片手で、例えば右手の親指でトラックパッドを押しながら、右手の人差し指、または中指でトラックパッドをなぞることもできる。

トラックパッドを押した指で、そのままなぞることもできるが、力が入りすぎる感があり、指とトラックパッドの双方に負担がかかる。

以前からある、シングルタッチでしか操作できないトラックパッドに慣れている場合、このように操作できることに気がつかないかもしれない。

私は最初、上記のように操作できることに気づかず、「できるのか?」と試してみたらできたという具合である。

ドラッグ操作方法その2:
3本指でドラッグ

これは、システム環境設定の「トラックパッド」の設定で、「3本指のドラッグ」の項目をチェックすることで、できるようになる。

「3本指でなぞる」という操作を、今までやったことがなかったので、最初はかなりぎこちない気分だが、すぐに慣れるものだ。

ドラッグ操作を「継ぎ足したい」場合も、一旦指をトラックパッドから離し、再び3本指でなぞり続ければよい。

ドラッグ操作方法その3:
「ドラッグロック」で操作

この方法も、システム環境設定で設定する必要があるが、「トラックパッドの設定」ではなく、「ユニバーサルアクセス」の「トラックパッドオプション...」で行う。

上記設定画面の、「ドラッグ」の項目にチェックを入れ、さらに、「ドラッグロックあり」を選択して、完了ボタンを押す。

このように設定しておくと、以下のようにドラッグ操作をすることができる。

ダブルタップをするときに、2回目のタップの指をトラックパッドにくっつけたままにしておき、その指で、トラックパッドをなぞる。

「継ぎ足したい」場合も、その指をはなしてなぞり続ければよい。

終点までなぞったら、シングルタップで確定する。

ちなみに、上記の設定で「ドラッグロックなし」を選ぶと、最後のシングルタップが不要になるが、ドラッグの継ぎ足しをしたい場合に、素早く操作する必要があるようだ。
(Thanks, Mr. W!)

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画面上のオブジェクトを動かしたり、範囲を指定するといった、頻繁に行う操作に、いくつか選択肢があるということは、ある意味好ましいことではあるが、

一方で、これといった決定打となる操作方法が、未だに見つかっていないということなのかもしれない。

iOSでは、アイコンをドラッグする場合、アイコンを長押しして、ぷるぷる震えてだしたらそのままドラッグできる、という操作方法である。
微笑ましいやり方ではあるが、改善の余地はありそうだ。

2011年8月13日土曜日

トラックパッドで操作するMac OS X Lion

注文したMac Book Air 11インチが先日届き、
新しいOSである"Lion(Ver.10.7)"と共に使い始めてみた。

特に意識しなければ、
Snow Leopard(Ver.10.6)のMacと同様な操作感で使うことができるが、
マルチタッチのトラックパッド上で行う「ジェスチャー」と、
新しく加わったLaunchpad、
そして「フルスクリーンアプリケーション」の組み合わせによって、
Mac OSが、iPad的な操作感を目指し始めたことが強く印象づけられた。

システム環境設定の「トラックバッド」の設定で、
細かく機能をカスタマイズできるが、
1本指から4本指まで、いろいろな本数の指で、いろいろな動かし方、
すなわち「ジェスチャ」を行うことで、
iPad上で直接画面にタッチしながら行う動作に近い操作感を与えようとしている。

この機能に加え、
Launchpadによって、まるでiPadのホーム画面のように、
アプリケーションが画面に並んで表示されるし、
起動されたアプリケーションを、
フルスクリーンで表示することもできるので、
見た目は、iPadとかなり似通った雰囲気になる。

AirのLaunchpad画面(左)とiPad


ちなみに、Lionで採用された「フルスクリーンアプリケーション」の機能は、

Mac OS伝統のメニューバーを消して、
画面全体をアプリケーションが使い切るもので、
従来のバージョンでの「ウインドウの最大化」とは少し異なる。

アプリケーションによっては、
従来から独自にフルスクリーンを実装していたものもあったが、
Lionからは、OSがAPIを提供するようになったということであろう。

Launchpadからフルスクリーンでアプリを立ち上げると、
「キーボード付きのiPad」のような感覚になる。

ここまでiOSの操作感に近づこうとしているのであれば、
Macにもタッチパネルをつけて欲しいと思えてくる。

Airにタッチパネルがつくことで、かなり使い勝手がよくなるかもしれない。

理想を言えば、

OS X Lionが動くiPadとワイヤレスキーボードのセット

がほしい気がする。

2011年7月3日日曜日

Chromeでタブを前面に開く

Google Chromeで、リンクを新しいタブで開くとき、新しいタブが前面にならず、いちいちタブをクリックする必要がある。

設定で、「新しいタブを開く時は前面で表示」というようなものが、現バージョン(Ver.12.0.742.112)では無く、拡張機能をインストールする必要があるようだ。

探してみたところ、2つほど見つかった。


Tabs to the front!は、タブを前面に表示するだけの単機能のもの。
TabsPlusは、それに加え、新しいタブが出現する位置も設定できる。

現在、TabsPlusを使用中。

2011年6月26日日曜日

車窓の景色

車窓から眺めた夕日。飛行機雲がいくつか見える。