自宅の近所には、自転車で5分くらいのところに区立や都立の図書館があるので、週末に立ち寄ることがちょくちょくある。
図書館という場所は、静かにするところ、と、子供の頃に教わった覚えがある。確かにどの図書館に行っても、たいてい静かだ。閲覧席で一人静かに本や雑誌をめくることは、大切な時間であるということには同感である。
そう思う一方で、おしゃべりできる図書館というのも、あってもいいのではないかと思う。数人で連れ立って、本や雑誌の内容をネタに、ワイワイしゃべることができたら、それは、知的ににぎわう場として魅力的なのではないだろうか。
学生でいえば、授業を受けたあとの休み時間に、廊下で友人と、授業の内容をあれこれ確認し合うような感覚感覚かもしれない。このようなおしゃべりが、本質的な学びにつながっていくのではないかと思う。
図書館の入り口に、「右側は静かに読む図書館、左側はおしゃべり図書館」というような案内がでているようなところがないものかと思う。
居心地のよいカフェにたくさんの蔵書あり、広めのテーブルに本やノートを広げられるような場所。おしゃべり図書館とは、そんな場所かもしれない。