先日、NHKのBS放送で、
ニューヨークにあるチェルシーホテル(Hotel Chelsea)の紹介をしていました。
このホテルは、通常の短期滞在もできますが、
支配人に気に入られたアーティストなら、
長期滞在が可能で、中には10年20年も住んでいる人もいる
ということでした。
以前は、マーク・トウェイン、ボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリクスなどの
著名人が住んでいたそうです。
長期滞在しているアーティストの部屋の中は、
まるで自宅のように、自由に飾り付けられており、
ペンキで壁を塗り替えてしまったりしてもOKなのだそうです。
住人の一人のインタビューで、
「ここでは、多少エキセントリックでも、誰も気にしない。」
というコメントがありました。
通常の社会の中では、異端視されてしまうアーティストにとって、
このホテルは、受け入れてくれる居場所として
心地よいのかもしれません。
感性豊かな人々は、
通常の社会の中での居心地の悪さを感じ、
一つの場所に、惹かれ合うように集まってくるのでしょうか。
「創造的な人は、たいていエキセントリックだ」
「トラブルが起きたとき、それを処理するのも
ホテルの業務のうちさ」
と、ホテルの支配人は語っています。
創造性を発揮させる環境には、
このような、どっしりかまえた親分が
必要なのかもしれませんね。
http://www.hotelchelsea.com/