2009年4月12日日曜日

惹かれ合う感性

先日、NHKのBS放送で、
ニューヨークにあるチェルシーホテル(Hotel Chelsea)の紹介をしていました。

このホテルは、通常の短期滞在もできますが、
支配人に気に入られたアーティストなら、
長期滞在が可能で、中には10年20年も住んでいる人もいる
ということでした。

以前は、マーク・トウェイン、ボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリクスなどの
著名人が住んでいたそうです。

長期滞在しているアーティストの部屋の中は、
まるで自宅のように、自由に飾り付けられており、
ペンキで壁を塗り替えてしまったりしてもOKなのだそうです。

住人の一人のインタビューで、
「ここでは、多少エキセントリックでも、誰も気にしない。」
というコメントがありました。

通常の社会の中では、異端視されてしまうアーティストにとって、
このホテルは、受け入れてくれる居場所として
心地よいのかもしれません。

感性豊かな人々は、
通常の社会の中での居心地の悪さを感じ、
一つの場所に、惹かれ合うように集まってくるのでしょうか。

「創造的な人は、たいていエキセントリックだ」
「トラブルが起きたとき、それを処理するのも
ホテルの業務のうちさ」
と、ホテルの支配人は語っています。

創造性を発揮させる環境には、
このような、どっしりかまえた親分が
必要なのかもしれませんね。

http://www.hotelchelsea.com/