2009年3月7日土曜日

図書館のデザイン

自宅の近所には、
徒歩すぐのところや、自転車で5分くらいのところに
区立や都立の図書館があるので、
週末にはちょくちょく行ったりします。

一番近い徒歩2分の図書館は、
とても古くて小さいので、蔵書数は望めないのですが、
雑誌類をのんびりブラウジングするのには十分な場所です。

図書館という場所は、静かにするところ
ということは、子供の頃から教えられている常識かもしれません。
確かに、どの図書館に行っても、たいてい静かです。
図書館は、静かであってほしいというのは、
私もそう思います。
閲覧席で、一人静かにいろんな本や雑誌をめくるのは、
大事な時間かもしれません。

その一方で、おしゃべりできる図書館というのも、
あってもいいのではないかと思ったりします。
2〜3人で連れ立って、本や雑誌の内容をネタに、
ワイワイしゃべることができたら、
おもしろい話ができそうな気がします。

学生でいえば、静かに授業を受けたあとの休み時間に、
廊下で友人と、授業の内容をあれこれ確認し合うような感覚でしょうか。

このようなおしゃべりが、本質的な学びにつながっている気がします。

図書館の入り口に、
右側は静かに読む図書館、左側はおしゃべり図書館
というような案内がでているような、
未来の図書館を、イメージしてみました。

図書館が、知的なにぎわいのある場所になるかもしれませんね。

そういえば、先日久しぶりに、
村上春樹の短編小説を見つけて読みました。
図書館を題材にした、さらっと読めるファンタジーです。

村上春樹 著、ふしぎな図書館