地球も人間も、宇宙の一部。目の前にあるアレもコレも、自分自身も宇宙の一部。
宇宙に関する情報に触れると、視野が少し広がったと感じることができる。iPadには、NASAの公式アプリを入れて火星探査の様子を見てみたり、テレビ番組を録画するHDDレコーダーには、番組を自動録画するためのキーワードとして「宇宙」を登録してあり、録画された宇宙に関する番組を見ることも楽しみの一つになっている。
人間の尺度から見れば、宇宙はあまりにも広大だ。一方で、先日ニュースで話題になったヒッグス粒子などの素粒子の世界は、あまりに小さい。大きすぎたり小さすぎたり、どちらも人の想像力の限界を超えてしまいそうだ。
一つ思うのは、大きいとか小さいという感覚は、人間の尺度から見てそう感じるだけだということ。宇宙の創造主がいるとしたら「自分の尺度で判断するとは、おろかなことだ」と言われてしまうかもしれない。
質量の起源とされているヒッグス粒子と、その他の素粒子との間の相互作用。地球と月の相互作用。さらには、太陽やもっと遠くの恒星や銀河同士の相互作用。人間の目から見ればあまりに違うスケールの事象だが、それらはすべて、この宇宙の中でつながっている一連の関係に過ぎない。今の状態とは、過去という初期状態からの必然の結果であり、未来への新たな初期状態を再設定しているだけなのかもしれない。
宇宙のスケールで捉えれば、目の前のことを、それが困難なことであったとしても、冷静に見つめることができるかもしれない。
月は宇宙を感じる身近な存在 |