2008年2月19日火曜日

混沌の中から本質を削りだす

デザインという行為、
それを、美しく整えること、とだけ捉えることは、
もったいないかもしれません。

もう少し広く考えたとき、デザインとは、
混沌の中から本質を削りだす行為
と捉えてみたくなります。

なにかを作り出そうとするとき、
途中の段階では、アイデアが玉石混淆になり、
混沌とした状況になることがしばしばです。
その混沌の中から、本質を見つけ、
余計なものを削ぎ落としていく。
そこに、美しいものが立ち現れる。

デザインとは、そんな行為だ、
と捉えてみたいと思っています。

2008年2月18日月曜日

新聞のデザイン

私は某経済誌を購読していますが、
紙媒体としての新聞の紙面デザインについて、
以前から「こうなればいいのになー」と思っていることがあります。

一つは、紙面が半分くらいの大きさならなーということ。
もう一つは、二つ折り、四つ折りにしたときに、
折り目に文字が回り込まないようにレイアウトされていたらな、
と思っています。

たまに米国などに出張に行きますが、
朝、ホテルの部屋に配達された新聞を見ると、
日本の一般的な新聞より、紙面が随分細く、
コンパクトな感じです。

インターネットが一般化して、
ホームページ上にも紙面と同じような記事が掲載されるようになった頃、
大きすぎる紙面で、インクで指も汚れる紙の新聞は、
廃れていくのかな、と思ったこともありましたが、
今のところ、そうはなっていないようです。
だからこそ、新聞紙面のデザインに、
イノベーションが起こってほしいと思っています。