2007年8月1日水曜日

新しい考えを受け入れるための頭の中の領域

未来をデザインして、それを実現していくためには、様々な場面での意思決定を積み重ねていく必要がある。その際に、「今までの経験・知識」が邪魔をする場合がある。

例えば、新しいアイデアによってもたらされる変化の効果と、そのリスクを考えたときに、今までの知識に基づいて、リスクのほうが大きいという判断をしてしまい、変えないことへのリスクが考慮されずに、新しいアイデアが葬り去られてしまうといったことが起きてしまうことがある。

新しい考えを受け入れるためには、頭の中に、それを受け入れる領域を用意する必要があるのかもしれない。その領域を作る行為のことを、アンラーニング(unlearning)と呼んだりする。

「重要であるはず」と思っていることこそ、一度アンラーニングしてみる必要がある。

その結果、「やっぱり重要だね」と思えればそれでいいし、さらに高質な気づきに発展するかもしれない。

自分の頭の中に、新しい考えを受け入れる領域を用意しているかどうか、それが、学ぶために不可欠な姿勢なのではないだろうか。