2008年6月10日火曜日

カセットテープをiPodに

10代の頃に録りためたカセットテープが、
今でも部屋の片隅に置いてあります。

1980年代の頃、私が中学・高校生だった頃は、
FMラジオを録音することを、
「エアチェック」と呼んでいて、
好みの番組や曲を、カセットテープに録音していました。
当時のFM番組は、
録音されることを前提に放送されているものが多く、
曲のイントロと、DJのトークがかぶることなく、
曲だけを録音しやすいように、配慮されていました。

このように録りためていたカセットテープですが、
10年以上前にカセットデッキを処分して以降、
自宅で聞く手段がなくなってしまい、
最近までまったく放っておいていました。

先日、このカセットテープの山を処分しようかと思い立ち、
整理していたところ、
ラベルに書いてあるアーティスト名を見るたびに、
「もう一度聞いてみたい」
と思うテープが、たくさん出てきました。

いろいろ考えた末、先日電気店でカセットデッキを購入し、
1日1本程度のペースで、カセットテープに録音された音楽を、
iPodで聞ける形にしています。

やり方は思いのほか複雑で、
カセットデッキをMacにつなぎ、
Mac上で、GarageBandというDTMソフトウエアを使って、
テープの音を録音、そのデータをiTunesに転送、
という経路をたどって、ようやくiPodで聴けるようになります。

なかなか手間のかかる作業ですが、
20年以上前に録音したものが、
今だからこそ、また新鮮に聴こえてくることに、
すこしうれしさを感じてしまいます。