2019年1月14日月曜日

米国でも共感を呼ぶ小説「コンビニ人間」

村田沙耶香さん著の小説、コンビニ人間
2016年に芥川賞を受賞した作品で、私も以前読ませていただいた。30年近く前の学生時代に、私自身もコンビニでアルバイトをした経験もあり、楽しく読むことができた記憶がある。

年明けの三連休、図書館でゆっくり過ごしながらいろいろな本をブラウジングしていたところ、「文學界」2019年2月号の最終ページに以下のような記述があった。

コンビニ人間の英語版が、米国の文芸誌ニューヨーカー(The NEW YORKER)の2018年のベストブックス9冊のうちの一冊に選ばれた

さっそく手元のiPhoneで調べてみると、ここに載っていた


英語版のタイトルは"Convenience Store Woman"というらしい。

読んだ時には、現代日本の文脈でこそ面白い小説だと感じた気がするが、米国でも共感を呼ぶとしたら、日本的などという感想は成り立たず、洋の東西を超えて現代社会を映すリアリティあるストーリーであったということなのかもしれない。