2015年8月30日日曜日

Apple Musicの「ステーションを開始」はBGMとしてとてもいい

Apple Musicの機能の一つとして「ステーションを開始」というものがある。

なんらかの曲を検索して聞き始め、その曲が今の気分にマッチしていたとき、「ステーションを開始」することで、似た雰囲気の曲を次々と流してくれるという機能だ。

iTunes上で、曲名のすぐ右横にある三つの点が表示されている部分がある。そこをクリックすると現れるメニューの中に、「ステーションを開始」があるので、それを選ぶだけだ。

「ステーション」というのは、おそらく「ラジオステーション(自分好みの局をかけてくれるラジオ局)」ということだろう。「最初の曲をヒントとして、自分好みの曲をかけてくれるラジオステーションを開始する」という意味かもしれない。

この機能を知って早速使ってみると、かなりの高い確率で好みの曲が流れ続けてくれるので、BGMとしてとてもいい感じだ。もしちょっと違うと感じる曲が流れてきたら、スキップすることもできる。

雨の週末に読書でもしようと思ったとき、うってつけのBGMになってくれる。話題の芥川賞受賞小説を読んでいるときにも、心地いい音楽を流し続けてくれて、一気に読み終えることができた。

2015年8月14日金曜日

Apple Musicを使い始めたらCDを買いたくなった

Apple Musicが無料お試し期間中ということもあり、この1ヶ月ほど、とくに帰宅後の夜に自宅で音楽を聴くことが急に増えた。

無料期間が終わっても月額980円という金額であれば、かなりリーズナブルだという印象だが、何曲聞いても定額制という課金システムになると、聴く側の自分の意識が大きく変わることに気づいた。

CDを買う時、またはiTunes Storeで1曲ごとに数百円でダウンロードしようとするときには、吟味した上で購入していたが、定額制の場合、かなり気楽な気分で「検索しては試聴」という繰り返しになる。今、聴きたい曲をかけられるジュークボックスを手に入れた、という感じだ。

これまでのところ、Apple Musicに対しては概ね好印象で、無料お試し期間が終わっても使い続けようとは思っている。

そう思ってはいるのだが、サービスが始まってまだ間もないこともあり、不具合がいろいろあるようだ。私の場合、iCloudミュージックライブラリをオンにすると、プレイリストが重複したり、アップロードがいつまでたっても終わらなかったりという状況になり、今はオフにしている。

iCloudミュージックライブラリをオフにしていても、自分のiTunesライブラリ内の曲を聴くことには何も困らないのだが、Apple Musicの膨大なライブラリの中から曲を検索して、お気に入りの曲が見つかったとき、それを自分で作ったプレイリストに登録しようとすると、それができない。Apple Music内の曲をプレイリストに登録するためには、なぜか、iCloudミュージックライブラリをオンにしておく必要がある。

この辺の仕様は、近い将来よい方向に変わってくれることを願うばかりだ。

ところで、Apple Musicに限らず、定額制の音楽サービスを自分が使い始めたら、CDを買うことはなくなるだろうと思っていたのだが、実際はそうではなかった。Apple Musicで検索したり、おすすめ曲を聞いたりしているうちにそのCDを買いたくなり、結局購入してしまった。

月額980円で、膨大な曲数の中から検索して聴くことができる、という価値は十分魅力的で、今後もApple Musicを有料でも使ってみようと思っているのだが、ネット接続の混雑状況やサーバー側のトラブルの可能性、望まない方向の仕様変更など、自分ではコントロールできない要素が多く、音楽の入手先のすべてをApple Musicに(あるいは別の音楽サービスだとしても)頼るわけにはいかない、という気分になる。

「これは!」と思う曲にApple Musicで出会った時、それはCDでも買っておく、というやり方が、今現在では安心できるやり方かもしれない。


Spotifyの日本でのサービスがなかなか始まらないが、Apple Musicを契機に、そろそろ始まってほしいものだ。