2014年9月26日金曜日

今の時代にHyperCardがほしい

1990年前後のMacには、HyperCardが標準搭載されていた。

Webが一般化する以前の時代に、ハイパーテキストを市販のコンピュータ上で実現していた画期的なソフトウェアであったと思う。

当時のMacでは、そのハードウェア性能に対してHyperCardはかなり重たく、実行スピードが遅いという印象は否めなかった。90年代前半、新入社員だった私は、部署のボーリング大会用にスコア集計のプログラム(HyperCardではスタックと呼んでいた)を作って、ボーリング場で使ってみたのだが、スコア集計結果を表示するまでに、当時のPowerBook 180で1分以上かかった覚えがある。

その後、HyperCardはなくなってしまったが、CPUパワーが潤沢な現在のハードウェア上でこそ、復活してほしいものである。

iPhone用のAppを、Mac上のHyperCardでプロトタイピングできたら、かなり楽しいことになりそうだ。