「思わずそうしている」というアフォーダンスの力を、自転車駐輪場で目の当たりにした。
地面には、「ここに自転車を置いてください」という意図をもった白線が引かれているが、そこにある3台の自転車はどれも左側にはみ出して置いてある。
左側にあるオレンジ色のしきり(左側は自動車の駐車場)があることによって、自転車を置こうとした人は、そのしきりのところまで自転車を自然にもっていき、そこに置いていく。
設計者(デザイナー)の意図通りにユーザーに使われないとき、設計者が気づかないうちに、ユーザーに強力に作用するアフォーダンスをまぎれこませてしまっているかもしれない。
そんな思いを強くした日曜の昼下がり。
意図通りに置いてくれない事実を見つめる |
関連項目:未知のアフォーダンスを発見する